溶接記号を書いてみよう

 溶接記号の書き方には独特で複雑なルールがあり、読み手(作業者)が読み間違えないよう正確に表記する必要があります。

 ここでは具体例に基づいて実際に溶接記号を書いてみましょう。

モデルの模式図

 円筒形の本体銅に管台(ノズル)を溶接で取り付けます。その周縁部には管台穴の補強を目的としたリング上の補強板を取り付けます。この時、下図の赤線で示した部位は、本体胴、管台、補強板、3つの部材を接合する溶接継手となります。今回これを溶接記号に「翻訳」します。

溶接継手の外形図

 まず、今回対象となる溶接継手を外形図で示すと下記のようになります。黒く塗りつぶした部位は溶接ビードのイメージです。

溶接記号の表記方法

 溶接継手の種類としては、「内面レ形 外面レ形スミ肉」の分類となります。これを順を追って溶接記号に表記してみましょう。

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︎←ニッケル合金の溶接開先のカンドコロ