このニッケル製反応容器は、本体は純ニッケルで、フランジ(フタ)部分はSUS316で製作したものです。当初、オール純ニッケルで製作するよう指示がありました。しかし、フランジ部分は温度がそれほど上昇せず、ニッケルほど耐食性を高める必要がないと判断されたので、最終的にはフランジ部はSUS316で製作することになりました。もちろん、φ45の反応容器本体は、純ニッケルNi201で板巻き溶接パイプと底板をTig溶接で加工しています。
納入先はフッ素化学関連の、ある研究開発機関になりますが、今回は参考になる製品の写真とともに、イメージする形状を手書きのポンチ絵で表現して頂いたものを、当社で書いた図面をお客様にご確認頂いた上で、製作いたしました。
耐食鋼・耐熱鋼加工.comでは、こうした実験用のニッケル溶接品をポンチ絵からでもゼロから製作いたします。お困りごとがありましたらお気軽にご連絡ください。また当社ではフッ素化学業界向けにこれまで多数の純ニッケル・ニッケル合金製の製缶品・溶接品を納入してきておりますので業界を熟知しておりますので、ぜひお任せください。
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