このニッケル合金の溶接品は、化学メーカー様の研究施設向けに当社で製作した反応容器です。接液部はハステロイC276で製作し、それ以外の部分は極力SUS316Lを使用することでコストダウンを計っています。この反応容器は、実はお客様の構想図をもとに当社が設計・製作したものをサイズダウンして欲しいという要望があったため、このφ250のものも含め、サイズ違いで数種類設計・製作いたしました。溶接に関してはすべてTIG溶接を行っており、ハステロイなどのニッケル合金の溶接を行う場合には過入熱に注意しないと耐蝕性が低下する可能性があるので、ニッケル合金の溶接に精通していることが求められます。

耐食鋼・耐熱鋼加工.comを運営する都ステンレス工業㈱では、長年にわたり化学メーカー様向けにプラントで用いられる機器を設計・製作して参りました。ご要望に応じて当社で図面を起こすことが可能ですので、お気軽にご相談ください。