シャーリングからレーザーへの転換でせん断面の品質向上

Before

硬度の高いUMCo50のような高機能材料の板材をシャーリングでせん断を行うと、せん断面に細かいひび割れが生じることがあります。そして、せん断面から割れが広がることがあり、品質が悪化する要因となります。また、 UMCo50のような硬い材質の場合にはシャーリングの刃こぼれなどの二次被害も懸念されます。

コストダウン事例

After

UMCo50のように硬度が高い特殊材は、レーザー切断で切断を行うことによって、ひび割れの無い断面を得ることができ、品質向上になります。また、 UMCo50のような硬い材質の場合にはシャーリングの刃こぼれなどの二次被害を回避することもできます。

POINT

UMCo50を始めとする硬度の高い特殊鋼は、シャーリングで切断を行うと、せん断面に急激に圧力がかかるため、割れが発生することが多いです。また、金属の高度に刃が負け、刃こぼれを起こす可能性もあります。このような場合、レーザー切断を用いれば品質の良い切断面を得ることができます。