このアンバー(インバー)という低膨張合金を使用した溶接製缶品は、ジャケットを備えた冷却用配管部材です。この製品が使用される環境は、熱による膨張や収縮が厳しく管理される特殊な環境下であるため、熱収縮率/膨張率が低いアンバー(インバー)のみを使用し、加工を行いました。通常、こうした配管にジャケットを付ける場合は違材質を採用することがありますが、この製品はアンバー(インバー)のみを採用しています。
この配管部品は他の配管と配管の間に接続部として入るので、長さの寸法精度が重要となっており、一般的な板金加工品の精度と比較すると厳しい精度指定となっています。そこで、こちらの製品の加工においては溶接製缶品として仕上げた後に、機械加工により仕上げ加工を行うことで±0.5㎜の寸法精度を出しています。
また、材質として使用したアンバー(インバー)は材料としての利用されることが少なく、溶接となると加工実績を持つ企業は少ないと言えます。耐食鋼・耐熱鋼加工.comを運営する都ステンレスでは、こうしたアンバー(インバー)などの特殊鋼を用いた溶接品・製缶品を数多く手掛けています。アンバー(インバー)の溶接なら、都ステンレス工業にお任せください。
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